『海猿』が『仮面ライダー』から首位奪還!本年度No.1『テルマエ・ロマエ』超えまでわずか!
映画週末興行成績
先週はライダーの勢いに押され2位に陥落した『BRAVE HEARTS 海猿』が、公開5週目にして首位に返り咲いた。累計動員は417万961人、累計興収は52億9,374万4,850円となり、動員400万人、興収50億円をそれぞれ突破。現時点で本年度ナンバー1ヒットである映画『テルマエ・ロマエ』の累計興収約58億円の突破も間近となっている。
『おおかみこどもの雨と雪』は前週よりワンランクアップで2位。土日興収前週比は106パーセントと前週末を上回る好成績で、累計動員は177万6,334人、累計興収は21億9,607万3,650円と動員150万人、興収20億円を突破。細田守監督の前作『サマーウォーズ』の最終興収16億5,000万円超えを果たした。(日本映画製作者連盟の集計より)
3位に初登場したのは、1990年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で公開され、大ヒット作したSFサスペンス・アクションのリメイク『トータル・リコール』。全国411スクリーンで金曜日に公開され、土日2日間成績は動員16万1,820人、興収2億1,229万5,700円。オープニング3日間成績は動員21万6,648人、興収2億7,812万5,600円となった。
『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ』は前週に続き、4位をキープ。累計動員は247万3,133人、累計興収は25億5,517万8,650円となり、興収25億円を突破している。前週首位の『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』は5位へと順位を下げた。『マダガスカル3』は6位をキープ。本作は女性客、母親層をしっかりとらえているようで、水曜レディース・デーの成績だけで1週間の観客動員の19パーセントを占める。累計動員は68万5,361人、累計興収は8億5,094万700円となった。
その後は7位『ダークナイト ライジング』、8位『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』、9位『エイトレンジャー』、10位『アナザー Another』と続き、公開5週目の『ヘルタースケルター』が11位と惜しくも圏外に落ちてしまった。
今週はいよいよ『アベンジャーズ』が公開。そのほか、『籠の中の乙女』『THE GREY 凍える太陽』『石巻市立湊小学校避難所』『劇場版FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々』『プンサンケ』『ディーパー・シェイド・ブルー』『盗聴犯~死のインサイダー取引~』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)