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橋本愛、ピアニストを目指す少女に!現役ピアニスト清塚信也と共演で「さよならドビュッシー」映画化!

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映画『さよならドビュッシー』メインビジュアル
映画『さよならドビュッシー』メインビジュアル - (C)2013 さよならドビュッシー製作委員会

 「『このミステリーがすごい!』大賞」を受賞した中山七里の小説「さよならドビュッシー」が映画化され、橋本愛がピアニストを目指す主人公を演じることが明らかになった。彼女の夢を手助けするピアニスト・岬洋介には、これが本格的な役者デビューとなる現役ピアニスト・清塚信也がキャスティングされている。

 原作は、恵まれた家庭環境で育ち、ピアニストを目指す16歳の少女・香月遥がある日、祖父と従姉妹と共に火事に巻き込まれることから始まるミステリー。ただ一人生き残ったものの、全身やけどの大けがを負って将来を絶たれそうになってしまった主人公が、逆境にも負けずコンクール優勝を目指す姿、そしてその周囲で起こるさまざまな事件を描いている。

 「この作品は、最後にとても大きなどんでん返しがあるので、そこをずっと胸に抱えながら、ひとつひとつ丁寧に演じています」と明かした橋本は、本作でピアノ演奏に挑戦。「お芝居だけではなくて、技術的なものも必要になりますので、違う方向から役に入るという作業があります。準備しなければいけないことがあるので、そこに対しての不安はあります」と告白。

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 楽譜を覚えることから始めたという橋本について、役柄同様、実際にピアノの指導を担当した清塚は「橋本さんはとっても優秀な生徒ですね」と評すると、「昨日今日で教えたことができているのは、音楽家でも難しいので、それができるのは女優魂ですね。これからでもピアニストは遅くないです」と賛辞を惜しまなかった。

 その清塚は、ドラマ「のだめカンタービレ」の吹き替え演奏などで知られるピアニストであり、本作ではピアニスト役で俳優業に初挑戦。「昔から映画やお芝居が大好きだったので、今とても幸せを感じる瞬間がありますね」と感慨深げ。作品についても「これはただのミステリーではなく、そこに絡んでくる人間性に注目すべき作品です」とコメントしている。

 監督を務めるのは、俳優の利重剛。ベルリン国際映画祭に出品されるなど国内外で高い評価を得た前作の映画『クロエ』以来、10年ぶりに長編劇場作品のメガホンを取る。今月13日にはエキストラ450人を入れてピアノコンクールのシーンを撮影するなど、原作の魅力であるピアノの演奏シーンにもこだわっており、原作ファンも納得の仕上がりになりそうだ。(編集部・福田麗)

映画『さよならドビュッシー』は2013年春、全国公開予定

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