70年代の英国ホラー映画『ウィッカーマン』の撮影に使われたホテルが売却へ
1973年製作のイギリスのホラー映画『ウィッカーマン』の撮影に使われた、スコットランド南西のギャロウェイ地方のニュートンスチュワートという街にある、エランゴーワンホテルが売却されたと、Digitalspyが報じた。
こちらはニコラス・ケイジ主演のリメイク版 映画『ウィッカーマン』写真ギャラリー
『ウィッカーマン』は、行方不明の少女を捜すためにスコットランドの孤島にやってきたハウイー巡査が、島に伝わるキリスト教以前の古代宗教が司る世界を目の当たりにするというストーリーで、エランゴーワンホテルは、巡査が滞在する宿屋“グリーンマン・イン”として登場する。
そこでは、ブリット・エクランドが演じた宿屋の娘ウィローが、巡査を誘惑するために全裸でなまめかしい踊りを披露した。
持ち主のアネット・メンジース氏から本ホテルを購入したのは、近くの村に別のホテルも所有するデリック・ジョブ氏で、売却額は明かされていないものの、エージェントによれば、ほぼ言い値で交渉は成立したとのことだ。
エージェントは、街の中核をなしていたエランゴーワンホテルについて、「『ウィッカーマン』で、グリーンマン・インとして登場したおかげで有名になり、世界的なカルト映画となったため、世界中からこのロケ地に映画ファンが訪れています」と話している。さらに、ジョブ氏は街のコミュニティにとって良質なパブを提供してくれるでしょうと述べた上で、「ギャロウェイを訪れる多くのツーリストたちにも喜んでもらえることはもちろんですが、裸のブリット・エクランドは付帯設備品には含まれていないですよ」とユーモアを交えたコメントをしている。(鯨岡孝子)