松たか子＆阿部サダヲ、AKB前田敦子にお願い「ニュース枠分けて」

　27日、映画『夢売るふたり』のヒット祈願イベントが神田明神で行われ、松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江、西川美和監督が色とりどりの浴衣姿を披露した。

女優陣が色とりどりの浴衣姿を披露！映画『夢売るふたり』のヒット祈願イベントフォトギャラリー

　5名の浴衣美女に囲まれた阿部は「うれしくて（一緒に写っている）写真がほしいです！　皆さんお美しいしじっくり見たいけど、バレるとまずいのでゆっくり観られていないです。神聖な場所で少しだけいやらしいこと考えたりしました」とデレデレ。

　阿部が「これが全部自分の女で引き連れていたらかっこいいだろうな」と妄想を膨らませると、女優陣から「とても浴衣お似合いです」（田中）、「旦那はんという感じ」（鈴木）、「すてきで結婚詐欺されてもいいかも」（木村）、とべた褒めの嵐。さらに、妻を演じた松から「阿部さんは自分の得意なところで売っていない感じがすてき。本当は足が速いのに、そこをあまりアピールしないとか、そういう部分がやるなって感じがします」と優しく言われ、阿部は「この着物、買い取りになるんじゃないかってくらい汗が」とタジタジになっていた。

　また、当日は秋葉原で行われるビッグイベント、AKB48・前田敦子の卒業とバッティングしてしまったが、ニュースが前田の卒業で埋まるのを心配した阿部は「芸能ニュース枠、ひとつくらい分けてほしいです。すごいニュースになるんでしょうね。でも敦子さんの独り占めってよくないと思うので、敦子さんによろしくお伝えください」と冗談交じりにカメラに向かって懇願（こんがん）。松も「心が秋葉原の中、お越しいただいてありがとうございます。集まってくださったからには、よさそうなところを伝えていただけたらと思います」とちゃめっ気たっぷりにアピールして笑いを誘っていた。

　本作は経営する小料理屋を火事で失った夫婦（松と阿部）が、店を再開する資金を稼ぐために結婚詐欺に手を染める姿を描く異色のラブストーリー。順調に資金を稼ぎ始めた二人だったが、次第に夫婦の関係に影が差し始めていく。（取材・文：中村好伸）

映画『夢売るふたり』は9月8日より全国公開