倉科カナ、NHKドラマ出演で母性愛に目覚める!
31日、NHK放送センターでNHK津放送局が制作したドラマ「ヤアになる日~鳥羽・答志島パラダイス~」の完成記者会見が行われ、倉科カナ、平岡祐太、近藤正臣らキャスト陣が出席、主演を務める倉科が自身の結婚観の変化について語った。
倉科カナが登場!ドラマ「ヤアになる日~鳥羽・答志島パラダイス~」完成記者会見フォトギャラリー
本作の舞台は、三重県鳥羽市の北東2.5キロの場所に位置にある答志島。答志島には、「寝屋子制度」と呼ばれる独特な風習が根付いている。「寝屋子制度」とは、戸籍上は兄弟ではない中学校を卒業した男の子たちが、数名で信頼のおける家の一部屋を借りて共に寝泊まりをすることで、島の文化や風習、漁の仕事の技術、さらに協調性や互助の精神などを10年間にわたって学ぶというもの。この答志島だけに残る風習が、物語の大事な役割を担ってくる。
また、タイトルの「ヤア」とは答志島の言葉で、「嫁」の意味。本作では、倉科演じる紗智子が、答志島出身の恋人(平岡)に島に連れてこられ、そのあまりにも垣根のない島民たちの濃厚な歓迎に戸惑いつつも、やがて漁師の嫁になり、島で生きていくことを決意するまでを描き出す。倉科は、「最初は不安もありましたが、紗智子ちゃんと共に、どんどん島のことが好きになっていって。(寝屋子制度も)なんてすてきな伝統なんだろうとどんどん好きになっていきました」と笑顔で語った。
答志島では、子どもたちは島の宝であり、家族だけでなく島民みんなで子どもたちをかわいがる。そんな家族的な雰囲気に触れた倉科は、「わたしはおなかに子どもがいる設定なんですが、最近は他の現場に行っても常に子どもに目が行ってしまうんです」と母性愛に目覚めたことを明かす。さらに、「今まで結婚したいとは一度も思ったことがなかったんですが、(もちろん)結婚や子どもはまだまだ先だろうけども、遠い未来が楽しみになりましたね」と結婚や出産へ前向きな姿勢を見せていた。(取材・文:壬生智裕)
ドラマ「ヤアになる日~鳥羽・答志島パラダイス~」はNHK BSプレミアムにて9月30日午後10時から、再放送は10月7日午後0時から放送予定