グランプリは13歳、東北出身の優希美青!ホリプロタレントスカウトキャラバン
29日、東京FMホールにて、「37th ホリプロ タレントスカウトキャラバン2012」が行われ、山形県出身の13歳、菅野莉奈が見事グランプリを受賞した。デビューに当たっての芸名もその場で発表され、今後、優希美青(ゆうきみお)としてタレント活動をスターとさせることも発表された。
「37th ホリプロ タレントスカウトキャラバン2012」写真ギャラリー
1976年の第1回から数えて今回で37回目の同オーディション。ウォルト・ディズニー・ジャパンの協力を得、ディズニープリンセスのような内面の美しさや力強さを兼ね備え、夢へと突き進む強い意志を持った、歌えて演技のできる女性タレントの発掘をコンセプトに開催され、司会をお笑いのスピードワゴン、同グランプリの第1回目の受賞者榊原郁恵が努めた。また、ゲスト審査員としてやはり第27回(2002年)のグランプリ受賞者、石原さとみも出席した。審査は歌唱審査と演技審査で行われた。
グランプリの座を射止めた優希は、山形県出身の13歳で、中学1年生。グランプリ受賞を発表され、「うれしいです。うれしいしかでてきません」とまずは感激のコメント。「東北出身のわたしがグランプリをとったら多くの人が元気になってくれるかなと思い応募しました」と応募動機を説明し、落ち着いた口調で会見に応じた。
あこがれの人と聞かれた優希は石原さとみの名を挙げ、「(受賞して石原に)ティアラをかけてもらった時は現実かどうかわからなかった。石原さんはかわいらしくて演技もうまいところが素敵。いつか共演したいです」と笑顔で話した。
受賞者は優希の他にもう一人、歌唱力と演技力を買われ、特別賞が急きょ設けられ、川上桃子(15歳)も同時受賞となった。受賞者の二人を前に、初代グランプリの榊原郁恵は「親のような心境です。わたしが受賞した時、森繁久弥さんから、拍手は君を育てもするが堕落もさせるという言葉をもらったのを思い出します。その言葉を二人にささげます。思いっきり頑張ってください」と言葉をかけた。
またゲスト審査員の石原も「全面的に応援します。頑張ってください」と後輩になる二人に応援コメントを寄せていた。グランプリの優希は「鏡の中のわたし~I am a Princess~」で歌手デビューが決まったほか、2013年の日本テレビ連続ドラマ出演、また源孝志監督の次回作への出演権、江崎グリコCM出演など、今後の様々な仕事が約束された。(取材・文:名鹿祥史)