フジテレビ、ハリウッド大手アニメ会社と提携!『踊る大捜査線』『怪盗グルー2』でタッグ
株式会社フジテレビジョンは5日、ハリウッド大手アニメーション制作会社のイルミネーション・エンターテインメント社と戦略的提携することを発表した。提携の第一歩として、9月7日より公開される『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』のオープニングロゴに、イルミネーションの代表作である『怪盗グルーの月泥棒 3D』の人気キャラクター・ミニオンが登場する。
イルミネーションの代表作!映画『怪盗グルーの月泥棒 3D』フォトギャラリー
イルミネーション社は、2007年に元20世紀フォックスのアニメ担当プロデューサーだったクリストファー・メレダンドリがユニバーサル・ピクチャーズと共同で設立したアニメ制作会社。第1弾作品の『怪盗グルーの月泥棒 3D』は2010年7月に全米公開され、世界中で5億4,200万ドル(約433億6,000万円)のヒットを記録。他の作品には『イースターラビットのキャンディ工場』『ロラックスおじさんの秘密の種』がある。(数字はフジテレビ発表のもの・1ドル80円計算)
提携は、企画・クリエイターなどの幅広い提案を目的にしたもので、将来的には共同製作なども視野に入れているとのこと。来年全米公開予定のアニメーション映画『怪盗グルー2』(仮)が提携作品第1弾となり、すでに脚本の一部やキャラクターの周辺設定など、制作に関する意見交換を行っているという。
イルミネーション社創設者のメレダンドリは今回の提携について「世界中からインスピレーションを受け、国境と言語を超えた映画を作るため日々努力していくのがわたしたちたちイルミネーション社のビジネスモデルです。今回のフジテレビとの提携はまさにこのモデルを体現したものになり、お互いが最高のコンテンツを創り出すという共通のゴールを共有しています」と意図を明かす。
そのメレダンドリと提携の可能性を話し合っていたのは、『踊る大捜査線』シリーズのプロデューサーとして知られるフジテレビの亀山千広。自身がプロデュースする『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』のオープニングロゴに登場するキャラクター・ミニオンについては「イルミネーション社のブランド力を表していると思っています」と明かしており、両者のつながりを一層深めるものとして期待を寄せていることがうかがえる。(編集部・福田麗)