ベネチア受賞の二階堂ふみ、社会派の青春映画で主演に!世界中で大絶賛の『歓待』深田晃司が監督!
世界中で大絶賛された『歓待』の深田晃司監督が、『ヒミズ』でベネチア国際映画祭マルチェロマストロヤンニ賞(新人俳優賞)に輝いた二階堂ふみを主演に迎えた映画『ほとりの朔子』を製作中であることがわかった。
『ほとりの朔子』は、叔母である海希江(鶴田真由)の誘いを受けて避暑地にやってきた浪人生の朔子(二階堂)が、人生の複雑さを少しだけのぞき見る社会派の青春映画。海と山のほとりで、子どもと大人のほとりにいる朔子のみずみずしいひと夏の模様が描かれる。
主演を務める二階堂は、「去年のわたしのナンバーワン映画『歓待』の深田監督とご一緒できると聞いた時は鳥肌が立ちました。そして、監督、現場スタッフの方々、キャストの方々と“映画”を作っています。とても幸せです」と憧れの監督との仕事に興奮を隠せない様子だ。
プロデュースを務めるのは、『歓待』に引き続き深田監督とタッグを組む杉野希妃。杉野自身、今年に入ってすでに日本、韓国、マレーシア、フィリピンの監督と4作品を主演兼プロデュースしている国際派で、本作には女優としても参加している。
そのほか、太賀、古舘寛治、小篠恵奈、渡辺真起子、志賀廣太郎などの実力派俳優が脇を固め、『選挙』などで知られるドキュメンタリー映画監督の想田和弘も初演技を披露。海外映画祭で上映した後、来年春以降の劇場公開を目指している。世界に向けて発信するべく製作が進められている新しい日本映画を見守りたい。(編集部・市川遥)
映画『ほとりの朔子』は2013年春以降公開予定