『最強のふたり』が『アメリ』の記録を更新!世界中で最も観客動員数の多かったフランス映画に!
日本でも9月1日より公開され、現在も大ヒット中のフランス映画『最強のふたり』が、これまでのフランス映画で世界中の観客動員数が最も多かった映画『アメリ』の記録を抜いたと、Deadlineほか複数のメディアが報じた。
同作は、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが共同監督としてタッグを組んだ作品で、事故で首から下が麻痺した大富豪の男性フィリップと、彼の身の回りを世話するスラム出身ドリスの関係を描いた感動の作品。
昨年の11月にフランスで公開され、同国で記録的な興行成績を収め、さらに世界中でも人気を博し、アメリカでは今年5月にミラマックスによって配給された。そしてこのたび、これまで『アメリ』が保持していた2,310万人の世界観客動員数を抜いて、2,320万人の観客動員数を記録。ちなみにフランスのプロダクションが製作したが、フランス語ではなく、英語で制作された映画『フィフス・エレメント』や『96時間』は省かれている。
もっとも同作は、アメリカでは公開から16週目に達した現在、同国内では1,150万ドル(約9億2,000万円)の興行で、『アメリ』が記録した3,300万ドル(約26億4,000万円)には達していない。しかし、字幕が嫌いなアメリカではイマイチの興行なのかと思われがちだが、同作は今年最も興行的に成功した外国映画作品になっている。
さらに、これからイギリス、オーストラリア、スウェーデンなどで公開されるようで、ますます好調は続きそうだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)
映画『最強のふたり』は現在公開中