周防正行監督、映画『シコふんじゃった。』が香港でミュージカル化されていたことを告白!
今月開催された、「アジアフォーカス・福岡国際映画祭 2012」に出席した映画監督の周防正行監督が、自身とアジア映画界との意外な接点を語った。
周防監督は、最新作『終の信託』の公開記念として、シネマトゥデイで動画連載「週刊周防正行」を今月14日からスタート。福岡国際映画祭直後に撮影が行われた連載第1回目では、1992年に公開された映画『シコふんじゃった。』が香港で大ウケし、なんとミュージカル化されていたことを告白した。
本木雅弘が演じる弱小相撲部に入部した大学生の奮闘をユーモラスに描いた同作は、その年の第16回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。国内でも高い評価を受けた作品だが、その面白さは海外にも伝わった。
周防監督は同動画内で、『少林サッカー』で監督・脚本・製作・主演を務め、香港コメディー界のカリスマとして知られるチャウ・シンチーから、映画『シコふんじゃった。』を「香港には笑える映画がいっぱいあるが、あなたの作品は笑いながら泣き、泣きながら笑ってしまう。そんな映画は香港にはないよ」と絶賛されたというエピソードを披露。
ミュージカル化については、「香港から、ぜひミュージカルにさせてほしいとわざわざ原作の権利の交渉にまで来てくれて了承したんです」と経緯を説明。上演初日には、妻の草刈民代と共に香港まで観に行っていたことを明かした。
以前、三谷幸喜監督が、心酔している映画『お熱いのがお好き』のビリー・ワイルダーにテレビの企画で会いに行った際、ビリー監督が映画『Shall We ダンス?』をべた褒めしたことで嫉妬心をむき出しにしたという伝説もあるほど、海外からも高く評価されている周防監督。
周防監督が内緒にしているエピソードはまだまだあるようで、公開までの連載中にどんなこぼれ話が飛び出してくるのか、期待は高まるばかりだ。(編集部:森田真帆)