トーマス・ハーディ小説映画化のプロデューサー、主演にキャリー・マリガンを熱望
フォックス・サーチライトとBBCが共同製作する、トーマス・ハーディの小説「狂乱の群れを離れて」(原題はFar From The Madding Crowd)の映画化で、プロデューサーが映画『17歳の肖像』『わたしを離さないで』のキャリー・マリガンを主演女優に熱望しているらしいと、TheWrap.comが報じた。
「狂乱の群れを離れて」は、ハーディの1874年の小説で、女農場主のバスシーバ・エヴァディーンが、羊飼いのガブリエル、ハンサムなトロイ軍曹、農場主のウィリアム、3人の男性からの求愛に翻弄されるというストーリー。「ワン・デイ」などの著書があるイギリスの作家デイヴィッド・ニコルズが小説からの脚色を担当することになっており、映画『セレブレーション』『光のほうへ』などのデンマークの監督、トマス・ヴィンターベアへの監督交渉が現在進行しているとのことだ。
本小説は、1967年にジュリー・クリスティ主演で映画化されている。(鯨岡孝子)