イライジャ・ウッド、病気のため20代後半で初めて思春期を体験した、実在の青年を演じることに
映画『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッドが、病気のため思春期が訪れず、20代後半にして初めて数々の体の変化を体験した、実在の青年を描いた映画『ザ・レイト・ブルーマー(原題) / The Late Bloomer』で、主演を演じることになったとVarietyが報じた。
イライジャ・ウッド出演映画『ホビット 思いがけない冒険』場面写真
本作のメガホンを取るのは、BBCのテレビドラマ「The Office」でいくつかのエピソードの監督を務めたランドール・アインホーン。同じく数エピソードを手がけた、近所の犬が着ぐるみを着た大人の男に見えてしまう躁うつ病男を描いたテレビドラマ「ウィルフレッド(原題) / Wilfred」で、ウッドとはすでにタッグを組んでいる。
思春期の後期の状態を誘発されることになった主人公は、数週間のうちに、驚くべきスピードで体の変化を体験することになる。
アインホーン監督は、「思春期は、ごく普通の状況なのに、おかしさをもって捕えられしまうところがある。本作で描かれる実話は、実に普通の状況の話なんだ。普通であるという事実が、我々がよく知る事象に新鮮なアクセントを加えてくれている。イライジャは、この主人公にパーフェクトだよ」とコメント。
ウッドは、映画『ホビット』3部作にフロドとして出演を果たしているほか、映画『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』のウェイン・クラマーが監督を務める『ポーン・ショップ・クロニクルズ(原題)/ Pawn Shop Chronicles』のポスプロが進行中、また、スペインの監督エウヘニオ・ミラが舞台恐怖症のピアニストを描く映画『グランド・ピアノ(原題) / Grand Piano』の撮影が現在行われている。
『ザ・レイト・ブルーマー(原題)』は、2013年初頭に製作開始予定。(鯨岡孝子)