ビヨンセ、クリント・イーストウッド監督『スタア誕生』リメイク降板へ
クリント・イーストウッド監督が手掛ける予定の映画『スタア誕生』リメイク企画から、主演女優に予定されていたビヨンセが降板することになったと、E! OnlineとVarietyが報じている。
『スタア誕生』は1937年にウィリアム・A・ウェルマン監督がメガホンを取り、スターを夢見る女性が名声を得るまでの愛と栄光と挫折を描いた作品。このウェルマン監督版は、その年のアカデミー原案賞を受賞。1954年にはジュディ・ガーランド主演で再映画化され、1976年にもバーブラ・ストライサンド主演でリメイクされるなど人気が高く、今回が4度目の映画化となる。
本来は今年の2月にも撮影が開始されるはずだったが、妊娠を発表したビヨンセの復帰を待つため撮影が延期されていた。E! Onlineによると、ビヨンセは降板について、数か月にわたってスケジュールを修正していたが調整が難しくなったと声明で明かしたという。一方、関係者の情報としてこの件を報じたVarietyでは、製作の米ワーナー・ブラザーズからはコメントを得られなかったとしている。
同サイトでは、現在エスペランサ・スポルディングが代役の候補に挙がっているとしているが、詳細は不明。いずれにせよ、イーストウッド監督とビヨンセのタッグが幻となってしまったということであれば、ファンにとって非情に残念な知らせといえるだろう。(西村重人)