日本映画が短編映画賞受賞!釜山国際映画祭で金井純一監督『転校生』に栄光
13日、第17回釜山国際映画祭授賞式が行われ、金井純一監督の映画『転校生』が、短編映画賞であるソンジェ賞特別賞を受賞した。
4日から13日まで開催された第17回釜山国際映画祭。75か国から93本の世界初上映作品、39本の韓国国内初上映作品を含む304本の映画を、7劇場37スクリーンで上映。日本からは加瀬亮出演のアッバス・キアロスタミ監督作『ライク・サムワン・イン・ラブ』、オフィス北野最新作『桜並木の満開の下に』、『るろうに剣心』などが招待された。
ソンジェ賞特別賞を受賞した金井監督の『転校生』は、クラスで居場所をなくしていた生徒と転校生の友情を描いた作品。9月に開催された第7回札幌国際短編映画祭で最優秀監督賞と最優秀国内作品賞の2冠を果たしていた。(編集部・島村幸恵)
主要部門の受賞作品は以下のとおり。
■ニュー・カレント賞(コンペティション部門出品作品からアジア圏の監督作品に贈られる賞)
『36』Nawapol Thamrongrattanarit(タイ)
『Kayan』Maryam Najafi(レバノン / カナダ)
特別賞:『Filmistaan』Nitin Kakkar(インド)
■フラッシュ・フォワード賞(アジア圏以外の監督作品に贈られる賞)
『Flower Buds』Zdenek Jirasky(チェコ共和国)
■ソンジェ賞(短編映画)
アジア部門:『A Little Farther』Nikan Nezami(イラン)
韓国部門:『The Night of The Witness』Park Buem(韓国)
特別賞:『転校生』金井純一(日本)
■BIFF Mecenat賞(ドキュメンタリー)
アジア部門:『Embers』Tamara Stepanyan(レバノン / カタール / アルメニア)
韓国部門:『Anxiety』Hwan-ki Min(韓国)
特別賞:『Wellang Trei』Kim Tae-il(韓国)
■KNN映画賞(観客賞)
『Touch of the Light』監督:Chang Jung-Chi(台湾)