『エマニエル夫人』シルヴィア・クリステルさんが死去 享年60歳
映画『エマニエル夫人』に主演し、一世を風靡(ふうび)したオランダの女優シルヴィア・クリステルさんが、ガンのため亡くなったとDutchNews.nlなどが報じた。60歳だった。
シルヴィアさんは今年6月、自宅で脳卒中のため意識不明になっているところを発見され、アムステルダムの病院に入院。また咽喉がんと肝臓がんにも苦しめられていると報じられていた。代理人によると、現地時間水曜日に亡くなったという。
1952年生まれのシルヴィアさんは、異国で奔放な性に目覚める若妻を演じた、1974年公開のソフトコア・ポルノ『エマニエル夫人』が大ヒットを記録。世界的な名声を獲得し、その名は日本でも広く知られた。その後は続編『続エマニエル夫人』といったシリーズのほか、アラン・ドロン主演『エアポート'80』やD・H・ロレンスの同名小説を初めて英語で映画化した『チャタレイ夫人の恋人』などにも出演した。(編集部・入倉功一)