松山ケンイチ、「平清盛」クランクアップに感無量の男泣き!最低視聴率にも誇らしげな表情!
26日、渋谷のNHK放送センターでNHK大河ドラマ「平清盛」クランクアップ会見が行われ、主演の松山ケンイチが感無量の表情を見せた。
松ケン、男泣き!大河ドラマ「平清盛」クランクアップ会見フォトギャラリー
2011年8月19日、岩手県のロケからクランクインした本ドラマ。それからおよそ1年2か月という長きにわたり、松山は平清盛を演じ続けてきた。そして本日、第50回(最終回)のワンシーン「水中の清盛」の撮影をもって全てのシーンの撮影が終了。笑顔で登場した松山を会場は拍手をもってねぎらった。
この1年以上の作品の、およそ6分にわたるダイジェスト映像を感慨深い様子で見ていた松山の目には自然と涙が浮かんできたようで、その涙をぬぐうしぐさも。そして撮影を振り返り「清盛と一緒に歩んだというよりも、清盛にしがみついて、くらいついて演じていったという感じで。油断するとすぐに清盛が遠くに離れていくような。ギリギリしがみつきながら、最後まで演じられたと思います」と感無量の様子。
兵庫県知事からの「画面が汚い」というクレームや低視聴率問題など、この1年何かと話題を集めた「平清盛」。その低視聴率についての質問を受けた松山は、「自分のまわりでもそういうのは気にするな、本当にいい作品を作っているんだから突き進みなさいと言っていただけるんですが、現場では数字の問題は最初から気にしていない部分があって、そこはあまり考えていませんでした。ただ一つ言えるのは、最低記録を更新できたのはすごく光栄だなということ」と誇らしげに語る。
さらに「もちろん僕らはそれを狙ったわけではありませんけど、本気で作り上げた作品を出せることはめったにないですし、逆に高視聴率を出すのと同じくらい難しいこと。適当にやったことが画面に出て、視聴者の皆さんが離れていって悪い記録を更新したのなら、それはダメなことだと思いますけども、でもそうではないのでそこには自信を持っていますね」と付け加えた。
そしてこの日は、共演者の岡田将生、上川隆也、窪田正孝、石黒英雄の4人が松山に花束を贈呈するために来場。上川は「松山君と共に演じられたことを僕自身誇りに思います。最後までかけがえのない最高の友でした」とコメントし、松山をねぎらった。(取材・文:壬生智裕)
NHK大河ドラマ「平清盛」はNHK総合・毎週日曜午後8時ほかにて放送中(全50回、最終回は12月23日)