巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク、ブッカー賞受賞作を映画化!
映画『フィツカラルド』『バッド・ルテーナント』で知られるドイツの巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク監督が、新作『ヴァーノン・ゴッド・リトル(原題) / Vernon God Little』でメガホンを取ることがわかった。The Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。
ヴェルナー・ヘルツォーク監督作品 映画『バッド・ルーテナント』写真ギャラリー
これは、2003年にイギリスの権威ある文学賞、ブッカー賞を受賞したD・B・C・ピエールの小説「ヴァーノン・ゴッド・リトル 死をめぐる21世紀の喜劇」の映画化企画で、映画『ジャンヌ・ダルク』や『パフューム ある人殺しの物語』のアンドリュー・バーキンが脚本を手掛ける。
本作は、昨年1月に急逝したドイツ出身の映画プロデューサー、ベルント・アイヒンガーさんが生前最後に携わった作品であり、彼の妻であるカーチャ・アイヒンガーと『白いリボン』のシュテファン・アルントが制作を担当するという。
「ヴァーノン・ゴッド・リトル 死をめぐる21世紀の喜劇」の主人公は、テキサス州の小さな田舎町で暮らす15歳の少年ヴァーノン。ある日、彼の友人であるメキシコ人少年が、学校でのイジメに耐えきれずに16人の生徒を射殺してしまう。ヴァーノンは事件に関わっていなかったにもかかわらず共犯者として疑われ、メキシコへ逃亡するというストーリーになっている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)