ティム・バートン、かつてマイケル・ジャクソンとミュージカルを企画していた?
映画『アリス・イン・ワンダーランド』や『ダーク・シャドウ』などでおなじみのティム・バートン監督が、かつてマイケル・ジャクソンさんとミュージカルの企画を考えていたことを明かした。Yahoo! Movie UKが伝えた。
ティム・バートン監督作品 映画『ダーク・シャドウ』写真ギャラリー
これは、同サイトによるティム・バートン監督とのインタビューで「かつて僕が最も気に入っていた企画は、マイケル・ジャクソンと共にミュージカル版『肉の蝋人形』のアイデアをスタジオに出したときだった。かなり前の話だけれど、そのとき生まれた発想だったんだ。でもその企画は、どこにも行き場所がなかった……」と語っている。
映画『肉の蝋人形』のストーリーは、蝋人形館の経営者のバークは、蝋人形の製作者であるジャロッド教授の意見を無視して化け物屋敷の建設を企画し、そのために保険金目当てで蝋人形館を燃やそうと企てた。バークはジャロッド教授の目の前で蝋人形館に火を付け、ジャロッド教授もその火事で姿を消してしまう。一度は死んだものと思われていたジャロッド教授は、バークへの復讐に燃えていくという作品。
もちろん、マイケル・ジャクソンさんはジョン・ランディス監督と共に「スリラー」のミュージックビデオで、ホラー要素とミュージックが融合した素晴らしい作品を作っていたために、決して悪いアイデアではないと思うが、残念ながら企画だけで終わってしまったようだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)