桂文枝、桑名正博さんの訃報にコメント 奇跡を信じていただけに…
桂文枝が、26日に呼吸不全のため大阪市内の病院で歌手の桑名正博さんが亡くなったことを受け、「奇跡を信じていただけに辛いです」とコメントを寄せた。共に大阪出身の桑名さんと文枝は、1995年1月に発生した阪神淡路大震災のボランティア活動で意気投合し、その後も交流を続けてきた。
7月15日に大阪市内の病院に入院し、脳幹出血で意識不明となっていた桑名さん。それは、桂三枝から正式に桂文枝を襲名する前日のことだった。文枝はそのときのことを振り返り、「訃報に接していま残念でなりません。倒れたあくる日、くしくも襲名の日でしたが、『自分も頑張るからまさやんも頑張るんやで』と、手を握って呼び掛けたのですが、帰らぬ人となってしまって悔しいかぎりです」と襲名披露前に桑名の見舞いに訪れたときのことを振り返った。
そして、「奇跡を信じていただけに辛いです。甘い歌声で繊細な歌手でしたが、普段は芸人のような破天荒で豪快な男でした。一緒にいていつも楽しかったです。ご冥福を祈るばかりです」と続け、桑名さんの人柄を偲んだ。(編集部・島村幸恵)