『スター・ウォーズ』新作は要らない! ルーク役の俳優が複雑な心境を吐露
映画『スター・ウォーズ』シリーズの新作製作が発表され、旧3部作で主人公ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルが複雑な心境を吐露している。ジョージ・ルーカスの口から直接、新作について伝えられたときのことを「ルーカスの気がふれたんじゃないかと思ったよ」と評しているように、新作製作の話は多くのファン同様、マークにとっても大きな驚きだったようだ。
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EW.comのインタビューによると、マークは今年の夏にルーカス、そしてレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーと会い、その場で初めて新作について聞いたとのこと。そのことを告げるルーカスの機嫌はすこぶる良く、マークは「それはすてきなことだったよ。撮影中のルーカスはいつも不機嫌だったからね」と振り返った。
だが、一方では複雑な心境もある。ルークを主人公にした映画は『スター・ウォーズ』『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』の3部作できれいに完結。それだけに、その後の物語が描かれることには抵抗があるとのことで「あれはハッピーエンドだし、そうであるべきなんだ。ファンに作品を懐かしく思い出してもらえるのは素晴らしいことだからね」と思いを吐露した。
もちろん、ルーカスが「これ以上新作は作らない」と公言してはばからなかったにもかかわらず、多くのファンが新作を待ち望んでいたことはマークも知っている。「でも、そうした声に応えて新作を作り続けることで、最初は熱狂していたファンがだんだん冷めてしまうこともままある。これからどうなるのか、不安だよ」と新作製作について諸手を上げて賛成というわけではないことを明かしている。
ちなみにマークは、ディズニーによるルーカスフィルム買収のことは何も聞かされておらず、報道を知ったときには本当に驚いたとのこと。そのことについては「詳細が明かされるまで、ルーカスに『おめでとう』以外のことは言えないだろうね」とコメントしている。(編集部・福田麗)