ロックバンド「ノー・ダウト」アメリカ先住民の怒りを買ったPVをYouTubeから削除
再結成したロックバンド「ノー・ダウト」の新作ミュージック・ビデオの映像がアメリカ先住民の怒りを買い、YouTubeから削除される騒ぎとなった。
新曲「Looking Hot」のビデオでは、ボーカルのグウェン・ステファニーがアメリカ先住民の伝統的な服装で柱にくくりつけられ、カウボーイと闘う姿が映っている。
「多民族バンドである僕らの基盤は、多様性と他文化への配慮の上に成り立っています。新作ビデオはアメリカ先住民や彼らの文化、歴史を侮辱したり、傷つけたり、矮小(わいしょう)化するつもりで作ったものではありません。ビデオを製作するにあたり、アメリカ先住民の友人やカリフォルニア大学の専門家にも相談をしましたが、結果として多くの人を不快にさせてしまったことを認識しています。これは僕らにとって大きな懸念であるため、即座にビデオを削除しました」とバンドの公式サイトには書かれている。
音楽もファンとの関係もすべて尊重、一体感、包括性の上に成り立っているというノー・ダウトは、誰かを傷つけようとしてやったことではないと念を押し、アメリカ先住民だけでなく、ビデオ映像を不快に思ったすべての人に謝罪をしたいと言っている。
ノー・ダウトは9月に新アルバム「Push and Shove」をリリースし、問題となった「Looking Hot」はアルバムからの2曲目のシングルである。(BANG Media International)