『ハーブ&ドロシー』続編公開決定!二人に別れの時が……
2010年に公開され、東京で25週間のロングランヒットを記録したドキュメンタリー映画『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』の続編、『ハーブ&ドロシー 50×50(フィフティ・バイ・フィフティ)(原題)』の公開が来年3月に決定した。7月に89歳で亡くなったハーブことハーバート・ヴォーゲルさんと妻ドロシーの別れの時が近づく……。
現代アート作品を、「自分たちの給料で買える値段であること」「1LDKのアパートに収まるサイズであること」という独自のルールに基づき、コレクションしているヴォーゲル夫妻。前作では、若い芸術家の才能をいち早く見抜く能力や、一般的な所得でありながら世界有数のコレクションを保持する二人の日常が取り上げられ、驚きと共に大きな話題を呼んだ。
続編となる今作は、前作のその後が描かれ、計2,500点のアート作品を全米50か所の美術館に50作品ずつ寄贈するまでの経緯や二人の生活、美術館を訪れる多様な人々の様子が映し出される。ハーブとドロシーの別れが近づくさまもしっかりと目に焼き付けたい。監督は前作に引き続き佐々木芽生が務めている。(編集部・小松芙未)
映画『ハーブ&ドロシー 50×50(フィフティ・バイ・フィフティ)(原題)』は2013年3月30日より新宿ピカデリーほか全国順次公開