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野村萬斎、上地雄輔に時代劇を背負っていって欲しいとエール!

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祝杯をあげる野村萬斎(左)と上地雄輔
祝杯をあげる野村萬斎(左)と上地雄輔

 18日、公開から2週連続で観客動員数トップを記録した映画『のぼうの城』大ヒット御礼舞台あいさつが、TOHOシネマズスカラ座にて行われ、主演の野村萬斎上地雄輔が出席。木槌を振り上げ、豪快な鏡開きを披露した二人は、酒枡片手に撮影の思い出話に花を咲かせた。

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 乾杯の音頭と共に始まったトークショー。劇中では敵対した野村「のぼう様」と上地「石田三成」だが、この日は「勝利の美酒」を飲みながら、お互いの存在を絶賛。野村が「上地君は格好よかった。上地君の石田三成には、きらめくものを感じ取っていました。もっと時代劇に出演して(時代劇を)背負っていってよ」と激励のエールを送ると、上地は感無量な表情を浮かべ「むちゃくちゃ光栄です。これからも続けていきたいです」と力強く返答。

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 「撮影時は2~3日しか一緒ではなかったね」と話す二人だが、プロモーション活動で長い時間を過ごし、お互いの人柄に触れたという。「萬斎さんと一緒にいると夫婦みたいな感じがするんですよ。僕が嫁の立場なんですけどね」と上地が印象を語ると、「だから居心地がいいんだ」と野村が追随。そんな関係を象徴するかのように、野村が壇上で何度もお酒をこぼすシーンがあると、すぐに上地が「もう、大丈夫ですか!?」とフォロー。その都度、会場からは優しい笑い声が響いていた。

 「構想8年。スタッフはじめ皆さんの思いが詰まった映画に出演することができて幸せでした。しかも2週連続で1位という結果を、皆さんと一緒に喜びあえてうれしいです」と野村が感謝の意を述べると、最後は劇中での象徴的なシーンである「えいか、えいか、おー!」の掛け声が上がり、大盛り上がりの舞台あいさつとなった。

 本作は累計190万部を突破した和田竜のベストセラー小説を、犬童一心監督、樋口真嗣監督が共同で映画化。人気だけの殿様・のぼう様率いる、わずか500人の軍勢が、2万にもおよぶ石田三成軍を相手に立ち向かい勝利する姿を描いた歴史大作。(磯部正和)

映画『のぼうの城』は公開中

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