伊藤英明、『悪の教典』撮影現場でほぼ全裸! 『海猿』で鍛えた肉体を大胆披露
現在、大ヒット上映中の映画『悪の教典』で、主演の伊藤英明が、撮影現場でほぼ全裸だったことが明らかになった。
劇中で伊藤が演じるのは、ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な支持を集める高校教師の蓮実聖司。しかしその内側に、想像を絶する狂気を秘めた男である。外では清潔感があり、好印象な洋服を着ている蓮実だが、自宅に戻ると外の顔を脱ぎ捨てるかのごとく、服を脱ぎ捨てる。そしてほぼ全裸になった蓮実は、黙々とトレーニングにいそしむ。英語教師らしからぬ筋肉の付き方も、この男の不気味さ、二面性を表わしている。
もちろんこの肉体美も、『海猿』のために炭水化物抜きダイエットとトレーニングで体を作り上げた伊藤ならではのもの。三池崇史監督が「この魅力的な肉体を生かさないわけにはいかない」と語る通り、薄暗い部屋の中に浮かび上がる伊藤の鍛え上げられた肉体は美しい。しかも伊藤は、部屋のシーンでの撮影現場ではほぼ全裸で過ごしていたそうで、「(伊藤の裸に)女子スタッフもだんだん慣れていったね」と三池監督は証言している。
この蓮実役について伊藤は「すごく純粋だし、動物的な本能を持っている。どう演じるかというよりは、三池監督やスタッフの前で心を裸にしてエネルギーをぶつけました」とコメント。まさに本作で、身も心も裸になった演技を見せつけたというわけだ。
伊藤の代表作である『海猿』の仙崎大輔は、人命救助のために命を懸ける正義のヒーローだったが、本作の蓮実聖司は、目的を達成するためには殺人もいとわない、仙崎とはまったく正反対のダークヒーローだ。その変身ぶりについては、大のAKB48ファンとして知られる伊藤らしく「伊藤英明のことは嫌いになっても、『海猿』のことは嫌いにならないでください」と冗談交じりに呼び掛けたこともあったが、それほどまでに突き抜けた「悪の芝居」を見せつけた本作の役柄は、伊藤の新境地として一見の価値アリだ。(取材・文:壬生智裕)
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映画『悪の教典』は全国東宝系にて公開中