『007』が初登場トップ!ダニエル版ボンド史上最高のオープニング記録!
映画週末興行成績
世界的大ヒットを続ける人気シリーズ第23弾『007 スカイフォール』が、今週の動員ランキングで初登場首位を獲得した。全国584スクリーン(字幕355、吹き替え229)で公開された本作は、土日2日間で動員39万8,754人、興収4億5,463万9,650円を記録している。
ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役に抜てきされてから3作目となる本作。前2作の初日2日間成績は、『007/カジノ・ロワイヤル』(最終興収22億1,000万円)が2億6,920万7,650円、『007/慰めの報酬』(最終興収20億円)が3億1,362万3,200円となっており、すでに4億円を突破した『スカイフォール』は、ダニエル主演のボンド映画中、最高のオープニング記録となっている。
従来のファンのみならず、久々に『007』を観るオールドファンやシリーズを観たことがない若い客層まで集客。初日も初回から最終回までが満席状態だったというメイン館のTOHOシネマズ 日劇をはじめ、全国の劇場で盛況となった。
2週連続首位だった『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は2位にワンランクダウンとなったが、累計動員268万1,033人、累計興収36億8,871万9,250円で早くも動員250万人、興収35億円を突破。前作の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(最終興収40億円)超えは時間の問題となった。続く3位には『劇場版イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W』がランクイン。全国270スクリーンの公開で、動員が17万2,222人、興収1億7,355万750円となった。客層は男女比が63対37。男子小学生を中心とした小学生の親子連れが多く来場したほか、その人気はコアなアニメファンにも広がりを見せている。
4位は『悪の教典』で、累計動員135万8,903人、累計興収17億7,595万3,250円。5位は『のぼうの城』で、累計動員197万8,656人、累計興収23億6,672万3,800円。また6位は『任侠ヘルパー』で累計動員41万9,592人、累計興収5億265万9,050円となった。7位『北のカナリアたち』、8位は『綱引いちゃった!』、9位『人生の特等席』、10位『カラスの親指』と続き、公開6週目の『映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!』が11位とベストテン圏外に落ちてしまった。
今週末は『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』『今日、恋をはじめます』『砂漠でサーモン・フィッシング』『スクリーンで観る高座・シネマ落語&ドキュメンタリー「映画 立川談志」』『草刈民代 最後の“ジゼル”』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)