グウィネス・パルトロー、妻と母親の役割と仕事を両立には主役級の役は無理と吐露
1998年の映画『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー主演女優賞を受賞、2003年にコールドプレイのクリス・マーティンと結婚、2004年には長女アップルちゃん、2006年に長男のモーゼスくんを出産、妻と母親、そして女優の立場を鮮やかに両立させているグウィネス・パルトローは、In Styleの取材で、三つの役割を両立させることの困難さを明かしている。
グウィネス・パルトロー出演 映画『シルヴィア』写真ギャラリー
パルトローは、長女を妊娠して以来、主役級の役は受けていないことを述べ、「家を長く空けることはできないわ。1年に1本のペースで、魅力的な助演の役を受けているの。それがわたしにとっての許容範囲なのよ」と、アカデミー女優でありながら、その後の主役級の役柄がさほど多くない状況の理由を明かしている。
さらに、「両立できる女性たちはいるし本当に素晴らしいことだと思う。でも、わたしには無理。妻と母という立場を選んだのならば、すべてを手に入れることはできないわ。どう思われようと構わない」と、キャリアよりも家庭を優先する姿勢を垣間見せている。
パルトローはまた、マーティンとの子どもをもう1人産んでもいい、ともコメント。「またオムツ替えの日々に戻りたくないと頭ではわかっているのだけど、もう一人の自分が、もう1人授かることを望んでいるの」と話している。
パルトローは、映画『アイアンマン』シリーズではトニー・スタークの公私にわたるパートナー、ペッパー・ポッツという重要な役を演じており、また、スティーヴン・ソダーバーグ監督の映画『コンテイジョン』では、マット・デイモン、ジュード・ロウ、マリオン・コティヤールといったそうそうたる俳優陣に名を連ねている。いつか、子育てから手が離れ、女優としていよいよ熟成したとき、またパルトローの違った魅力に出会うことができるだろうか。(鯨岡孝子)