新スーパーマンは赤ブリーフなし!コスチュームが日本上陸!
クリストファー・ノーランが製作、ザック・スナイダーが監督を務め、新たにスーパーマン誕生の物語を作り上げた映画『マン・オブ・スティール』(2013年公開)の撮影に使用されたスーパーマンのコスチュームが、日本上陸を果たした。1938年に米コミック誌に登場してから75年の節目に公開される本作では、スーパーマンのトレードマークといえる赤いブリーフが、衣装から外された。
この歴史的決断について、スナイダー監督は「コスチュームはわたしにとってとても重要なことで、長い時間をかけていろいろなものを試したんだ。1,500以上にも及ぶコスチュームを見比べて研究したよ。わたしは赤いブリーフをそのままにしたかったんだ。だけど、皆は、『ブリーフはやめよう』と言ったんだ(笑)」と経緯を明かす。
また、新コスチュームのイラストを手掛けたフィリップ・ブーテは「製作チームは赤いブリーフをはかせることで“地球的”に見えてしまうと判断したんだ。スーパーマンはクリプトン星からやってきた、生まれながらのヒーローだからね。“地球的”である赤いブリーフを、製作チームは脱ぐという大きな決断に至ったんだ」と語っている。
今回、日本上陸を果たしたスーパーマンのコスチュームは現在、配給のワーナー・ブラザース映画に設置されている。残念ながら一般の目に触れる予定は今のところないが、公開された写真からは、作品タイトル『マン・オブ・スティール』(鋼鉄の男)を象徴するような重厚さが感じられる。
映画『ダークナイト』シリーズや『インセプション』のノーラン監督と、『300 <スリーハンドレッド>』『ウォッチメン』のスナイダー監督。映画界に革新をもたらし続けている二人がタッグを組んだ新作に期待大だ。新スーパーマン役には、イギリスの俳優ヘンリー・カヴィルが抜てきされている。(編集部・小松芙未)
映画『マン・オブ・スティール』は2013年夏、全国公開