『ONE PIECE FILM Z』70億円狙うハイペースでV2!お正月興行No.1へ
映画週末興行成績
クリスマスイブを含む3連休となった先週末の動員ランキングは、『ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット』が2週連続首位を獲得した。3日間の成績は動員が83万5,720人で、興収が10億2,181万350円。さらに公開10日間の累計は、動員261万1,284人、興収31億7,636万7,450円と、早くも興収30億円を突破した。
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この好調を受け配給元の東映では、入場者特典の「コミックス第千巻」を200万冊増刷。今週末から本格的なお正月興行に突入することで、さらなる集客が期待され、「最終興行収入70億を突破する見込み」としている。
全世界で上演されてきた大ヒットミュージカルの映画化作品『レ・ミゼラブル』は2位に初登場。金曜日に全国360スクリーンで公開された本作は、土日2日間で動員22万9,225人、興収2億9,541万6,850円を記録。連休を含む4日間の成績は、動員41万9,361人、興収5億3,617万8,950円となった。特に都市部で強さを見せており、TOHOシネマズ 六本木ヒルズでは、4日間で1万3,000人弱を動員した。
公開3週目の『今日、恋をはじめます』は3位を維持し、累計動員81万3,936人、累計興収9億6,393万3,850円を記録。公開4週目の『007 スカイフォール』は4位で2ランクアップ。『ホビット 思いがけない冒険』は5位をキープ。『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』は6位。『映画 妖怪人間ベム』は5ランクダウンの7位で、累計動員37万4,083人、累計興収4億3,444万1,350円となった。
8位には堺雅人、菅野美穂主演の『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』が初登場。全国307館で公開され、連休3日間で動員11万512人、興収1億3,826万9,600円を上げた。客層は20代から60代の女性が中心で、カップルも集まったもよう。9位の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、公開6週で累計動員は336万6,359人、累計興収は46億3,892万4,650円。今週末から入場者への描き下ろしポストカードの配布も始まるとのことで、さらなる動員に期待。10位は『フランケンウィニー』、公開4週目の『劇場版イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W』は11位と圏外に落ちてしまった。
今週末は『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』『青の祓魔師(エクソシスト) 劇場版』『ゾンビデオ』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給調べ)(取材・文:壬生智裕)