「スパイダーマン」オリジナル版でも主人公、死す コミック最終巻で
26日に全米で刊行された「アメイジング・スパイダーマン(原題)/ Amazing Spider-Man」第700巻で主人公ピーター・パーカーが命を落とした。
「スパイダーマン」シリーズでは、メインシリーズの設定をリセットして2000年に創刊されたリブートシリーズ「アルティメット・スパイダーマン(原題)/ Ultimate Spider-Man」のピーター・パーカーが2011年6月に刊行された第160号で戦死していたが、今回命を落としたのは、1963年に創刊された約50年の歴史を持つ「スパイダーマン」シリーズの基本となるシリーズ「アメイジング・スパイダーマン(原題)」のピーター・パーカーだ。
「アルティメット・スパイダーマン(原題)」では、昨年9月よりアフリカ系アメリカ人とヒスパニックのハーフ、マイルズ・モラレスが新スパイダーマンとして活躍する新シリーズがスタートしているが、「アメイジング・スパイダーマン(原題)」も、来年1月より新シリーズ「スペリアー・スパイダーマン(原題)/ Superior Spider-Man」がスタートするとのこと。新シリーズは、自身の記憶を、犯罪を阻止し世界を救ってきたピーター・パーカーの記憶に書き換えられた宿敵ドクター・オクトパスが、ヒーロー「スパイダーマン」として活躍していく物語になると報じられている。
映画版『スパイダーマン』シリーズでは、『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ監督がメガホンを取り、『ソーシャル・ネットワーク』のアンドリュー・ガーフィールドが主演を務めた新シリーズの第2弾が、2014年5月にも全米公開される予定。こちらでは主人公ピーター・パーカーが命を落とすことはないと思うが、映画版、コミック版共に「スパイダーマン」シリーズの今後の展開が注目される。(編集部・島村幸恵)