映画『ストロベリーナイト』の遠藤憲一、竹内結子の姫川は「やっぱり冷たい」とため息!
竹内結子が孤高の女刑事を演じて人気を集めた同名ドラマの劇場版最新作『ストロベリーナイト』で、竹内が演じる主人公・姫川玲子の隣の班の警部補・日下守役の遠藤憲一が役柄への思いを語った。
本作で遠藤が演じる日下は、自分の足で聞き込みを続け、「クロ」の確証を得るまではコツコツと地道なウラ取りを続ける慎重派。完璧主義で几帳面な日下の性格を遠藤は「自分と似ているんだよね」と笑う。「周りから結構いい加減に思われがちなんだけど、実はすごくナーバスな部分がある。セリフも、完璧に入っていないと現場に行けないとかね。だから、日下の慎重な性格がよくわかるんだよ」。
刑事としての直感を頼りに捜査を進めていく姫川と日下は、別々の捜査班を率いている立場であり、ドラマでは合同捜査のたびに反目し合ってきた存在。だが、対抗心むき出しの組織犯罪対策課との合同捜査が進められる本作では、姫川と日下の所属する捜査一課が一致団結する。
単独で捜査を進める姫川を、姫川班同様にサポートすることとなる日下だが、「やっぱり冷たいんだよね、姫川……」とため息をついた遠藤。撮影現場では、そんな姫川と日下の微妙な距離感を大切にするため、竹内や姫川班メンバーの役者たちとはなるべく距離をおいて接するように心掛けていたという。
また、遠藤が「日下役としてはもちろん、同じ男としてつい応援したくなっちゃう人」と話すのは、西島秀俊が演じる菊田刑事だ。ひそかに玲子に思いを寄せている菊田だが、本作では玲子が大沢たかお演じる牧田と恋に落ちてしまうという切ない展開が……。遠藤は、「ドラマのときからそうだったけど、菊田の玲子ちゃんへの恋心って、男から見ても切ないんだよね。頑張れ菊田! ってつい応援したくなる(笑)。日下も俺と同じ気持ちなんだろうなって思うよ」と語る。
ドラマ版での反目し合う姫川と日下の関係を観てきたファンにとっては、「日下、実はいい人!」と思わずキュンとなってしまうシーンが登場する本作。遠藤が、繊細な演技力で優しさを男らしさたっぷりに表現した日下の新たな一面に、ぜひ期待してもらいたい。(編集部・森田真帆)
映画『ストロベリーナイト』は今月26日より全国東宝系にて公開