『スター・ウォーズ』C-3POの声の岩崎ひろし、初のトークライブでプロの技を披露!
3日、新宿ロフトプラスワンにて「3幹部な感じ?」トークライブが行なわれ、映画「スター・ウォーズ」シリーズのC-3POの吹き替えで有名な声優の岩崎ひろしが出席。「このようなイベントに出演するのは初めて」という岩崎が、ダンサー、俳優、声優と様々な顔を持つ自身の歴史を振り返った。本イベントには同じく人気声優の志村知幸、冨永みーなも参加した。
『スター・ウォーズ』C-3PO役の岩崎ひろし 画像ギャラリー
ローワン・アトキンソンやロビン・ウィリアムズなど海外俳優の吹き替えから、アニメ「ゴルゴ13」や「ONE PIECE」など声優として大活躍している岩崎だが「声の仕事をしたのは40歳過ぎてから。若いころは「太陽にほえろ!」がはやっていて役者志望だったんです」と意外な発言。
思い出の作品としてドラマ「終戦特集ドラマ・気骨の判決」の東條英機役をあげた岩崎。「色々な役者さんが(過去に東條英機を)やられていて、わたしがやっていいのかなって思ったのですが」と当時の心の葛藤を明かしつつ「それまでは下着泥棒の役とかをやっていたので、この作品に出演したことによって、周囲の目が変わりました」と笑いを交えながら苦労話を語った。
これまでイベントなどには出席することがなかったという岩崎だったが、アニメ「スマイルプリキュア」で共演した冨永の提案によって本イベント開催が決定。冨永は「とても熱があって刺激を受けた現場。(劇中で演じた3幹部で)ぜひ一緒に何かやりたいって思いました」と発案理由を語ると、志村が現場での岩崎の暴走ぶりを暴露。開き直った岩崎が「(プリキュア役の)若い人は息がぴったりだったけど、わたしたちは本当にあわないんだよね。(岩崎が演じた)アカオーニは悪役だったので、キャラ作ってやったら大塚隆史監督に『ウソだろ!?』って言われましたからね」と収録秘話を語ると場内は大爆笑に包まれた。
第2部では、C-3POや磯野カツオなどそれぞれの持ち役が登場する、オリジナル朗読劇を生披露。読み合わせをせず挑んだことを知らされた客席から歓声が上がると「プロですから」と岩崎が一言。“たくみの技”に酔いしれた150人のファンからは惜しみない拍手が鳴り止まなかった。(磯部正和)