8名の人気映像音楽作家による震災復興支援が始動!役所広司も賛同
7日、映画『レッドクリフ』の岩代太郎ら8名の映像作曲家が始動させた復興支援プロジェクト「魂の歌~東日本大震災復興支援・音楽プロジェクト~」の発表会見が行われた。同プロジェクトに賛同する俳優の役所広司も出席し、「震災復興支援は子や孫の代まで続けていかないといけない」と決意を語った。
「魂の歌~東日本大震災復興支援・音楽プロジェクト~」発表会見フォトギャラリー
本プロジェクトは、岩代、池辺晋一郎、大島ミチル、菅野祐悟、千住明、村松崇継、山下康介、渡辺俊幸の総勢8名がCDリリースやコンサートを開催し、日本音楽著作権協会などを通じて寄付を行うというもの。岩代は「震災が起こり、そんなとき作曲家は役に立たないというじくじたる思いがあり、皆さんに声を掛けた」とプロジェクト発足の経緯を説明した。
CD収録の朗読を担当した役所は「俳優として誇らしい仕事をさせてもらった」とコメント。「作家の重松清さんの文章を朗読して、読むのがつらいときもあったが、内容は希望のあるものだったので楽しませてもらった」と述懐した。また、ギター伴奏をしたギタリストの村治佳織も一緒に登壇し「1年経ってから陸前高田と気仙沼に行き、自分の目であの光景をみて復興にはやはり時間がかかると思った」と支援を継続していく意向を示した。
最後に岩代は「本当に皆さんノーギャラの参加。妻の松本志のぶにも初めて頭を下げて司会をしてもらった」とこの日の司会を務めたアナウンサーの松本に向かって語り「仕事以外ではいつも頭を下げているんですけど」と軽口をたたいて会場を笑わせる場面もあった。(取材・文:池田敬輔)
CD「魂の歌 Spiritual Songs 東日本大震災復興支援・音楽プロジェクト」は3月13日より3,000円(税込み)で発売
「魂の歌」CD発売記念コンサートは4月16日に文京シビックホールで開催