ムーディ勝山、最高月収640万円も…今の月収は20万円切ることも
映画『同じ星の下、それぞれの夜』の初日舞台あいさつが9日、テアトル新宿で行われ、ムーディ勝山とレイザーラモンRGがにわかコンビで会場を盛り上げた。
この他にイベントには「チェンライの恋人」の富田克也監督、川瀬陽太、「ニュースラウンジ25時」の冨永昌敬監督、矢吹春奈、西方凌、「FUN FAIR」の真利子哲也監督、山本剛史、スン・ジェニーが登壇した。
異様な衣装で注目を集めたのがレイザーラモンRG。「一度やってみたかった」と、妻から借りたスカーフなどで沢尻エリカ風のコスプレで登場し、「別に」「ハイパーメディアクリエイター」と意味不明なコメントを連発した。
ムーディ勝山は「最高月収640万円のムーディ勝山です」と最初こそ威勢が良かったが、今の収入に話が及ぶと「30万を切ったり、20万を切ったり」と一転弱気になる。しかし冨永監督はムーディの役者としての素質をプッシュし、「こういう田宮次郎みたいな髪型が似合う人はいない。俳優として続けていただきたい」とエールを送った。するとRGから「さっき新宿歩いてて、ムーディが、おれ向井理(映画『きいろいぞう』)とかぶってるやんって言ったんですよ」と俳優に乗り気なことが暴露された。
イベントではムーディとRGが急きょコンビを結成、ネタは「右から…」と「あるある話」の組み合わせだったものの、久しぶりだったこともあってか会場が盛り上がった。そんな2人以上に存在感を発揮したのはスン・ジェニーちゃんで、真利子監督にねぎらいの言葉を送ると会場から拍手が起こり、ムーディも「今日一番まともなコメントです」と感心した様子だった。
同作は、売れない役者がタイに向かう「チェンライの娘」、ニュースキャスターの男が恋人を追ってマニラを行き来する「ニュースラウンジ25時」、マレーシアの少女が日本人ビジネスマンとFUN FAIR(移動遊園地)で働く母親を探す「FUN FAIR」(真利子監督督)の3本によるオニバス映画で、冨永監督は「打ち合わせたわけではないのですが、なんとなく似ている内容の映画になった。日本人がハプニングに巻き込まれるのは、潜在的に僕らが巻き込まれたいってものがあるんじゃないかと思います。それが3つ見られる映画です」とアピールした。(取材・文:県田勢)
映画『同じ星の下、それぞれの夜』はテアトル新宿、シネ・リーブル池袋、吉祥寺バウスシアターで公開中