「R」指定コメディーが大ウケな理由とは?過激な下ネタは、大人たちの大好物!?
おじさん化したテディベアが過激な下ネタを連発する「R15+」指定コメディー『テッド』が、順調なヒットを飛ばしているが、「R」指定コメディーが愛される魅力はどこにあるのか。その秘密を探った。
映画『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!』写真ギャラリー
そもそも「R15+」「R18+」とは何か。「R」は英語で「restricted」で「制限された」という意味を持っており、「R15+」は15歳未満、「R18+」は18歳未満の観覧を禁止するものだ。「R15+」は主に放送禁止用語の使用やきわどい性的描写、「R18+」はさらに過激な性的描写や、著しく反社会的な行動を描写した作品につけられる。
「R」指定を受けたコメディー映画は、そのほとんどが「放送禁止用語」など「きわどすぎる!」描写が多いものばかり。現在大ヒット中の『テッド』はまさにそれで、テディベアが「大麻をキメ」たり、下ネタを連発。子どもにはとても見せられないが、劇場では過激なセリフが飛び出すたびに、大爆笑が起こる。ほかにも結婚式前夜にハメを外して記憶をなくした男たちの奮闘を描いた「R」指定コメディー『ハングオーバー』シリーズが大ヒットしていることからもわかるように、大人をターゲットにした過激な内容だからこそ、支持されるのだろう。
そんな「R」指定映画がヒットする中、全米を大爆笑させた新たなコメディー映画がまもなく公開される。地味だった同級生の結婚に動揺を隠しきれない、独身女子3人組の大暴走を描く『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!』だ。『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズでの赤裸々トークと『ハングオーバー』シリーズのドタバタ劇を足したような本作では、女の本音がさく裂! 過激なセリフはもちろんだが、あまりにもリアルなアラサー女子の現実を描いているため、まだ少女漫画のような恋愛を夢見ている女子は絶対に鑑賞してはいけない作品だろう。
普段からストレスの下で仕事をし、暴言も下ネタも叫べない大人にとっては、過激な「R」指定コメディーこそ最高のエンターテインメント。友人の結婚式で、一度でも心の中で毒づいた女子は、ぜひこの映画で大爆笑してもらいたい。(編集部・森田真帆)
映画『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!』は2月22日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開