伝説的コミック「変態仮面」実写映画化!小栗旬が脚本協力!
1990年代に「週刊少年ジャンプ」誌上で連載され、常識を超越したヒーロー像が話題を呼んだ人気コミックを実写化した『HK/変態仮面』の公開が決定し、予告編も公開された。原作を「世界で最も愛する」という俳優・小栗旬の声掛けをきっかけに実現した企画で、小栗は脚本協力に名を連ねる。
原作の「究極!!変態仮面」は、1992年から1993年まで連載された、あんど慶周のギャグ漫画。SMの女王である母と刑事でドMの父を持つ男子高校生・色丞狂介が、女性のパンツをかぶった正義のヒーロー「変態仮面」となり、悪と戦う姿を描く。頭のパンツに、ブリーフと網タイツという変態仮面のビジュアルや、「それはわたしのおいなりさんだ」などの名セリフが、ジャンプ読者の間で一大ブームを巻き起こした。
実写化のきっかけとなったのは人気俳優の小栗旬。自身のラジオにあんどを呼ぶほどの原作ファンで、本作の映画化を熱望する小栗の気持ちに、福田雄一監督が共鳴し、映像化に挑むことになった。脚本の打ち合わせで小栗は、パンティーをかぶる衝動を抑えられない変態仮面ならではの哀しみや、変態的で風変わりなアクションの再現に本格的に取り組むことの重要性などを、熱く語ったという。
変態仮面を演じるのは、そんな小栗が「ほかには考えられない」と指名した鈴木亮平。役のため1年にわたる肉体改造に取り組んだという鈴木は、「迫力ある生身のアクションはもちろん『俺は変態じゃないんだ!』という思春期の悩みに苦しむ少年の心を真摯(しんし)に演じきりたい」とコメント。またヒロイン・愛子を演じるのは「仮面ライダーフォーゼ」の清水富美加。鈴木の肉体を「ほんとに良い体で、気分はエクスタシー! でした」と振り返る清水は、清純派の役に抵抗があったとしながら「女の子女の子した子はこんな感じ! としゃべり方や仕草を気にしながらやるのは面白かったです」と語っている。
予告編では、忠実な再現度の変態仮面に感心させられるばかり。映画『コドモ警察』『俺はまだ本気出してないだけ 』を手掛けるなど、人気監督として活躍する福田監督が、この変態的な世界観を小栗や、キャスト陣とどのように再現するのか、公開が楽しみだ。(編集部・入倉功一)
映画『HK/変態仮面』は4月6日より新宿バルト9にて先行公開 4月13日より全国公開