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綾野剛、以前は「役者をバカに」 デビューのきっかけ明かす

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役者になったきっかけを明かした綾野剛
役者になったきっかけを明かした綾野剛

 俳優の綾野剛が20日、法政大学市ケ谷キャンパスで行われた映画『横道世之介』トークイベントに出席し、高校時代はむしろ嫌っていたという役者になったきっかけや、恋愛観を明かした。

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 綾野のほかに高良健吾池松壮亮沖田修一監督も出席し、劇中で主人公の横道世之介が通う法政大学で行われた同イベント。現在は映画やドラマと大活躍中の綾野だが、この日は、役者になったきっかけについて、「中学生や高校生の頃はむしろ演劇部とかバカにしていたタイプだった」と意外な過去に言及した。

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 そんな綾野のデビューのきっかけは、スカウト。綾野は「東京にはやりたい何かがあると上京したのに、音楽をしたりふらふらしていて、その何かを探していた。そんな時期にスカウトされたんです。芝居はしたくなかったけど、オーディションで受かってしまって、監督が素人の僕に真剣に向き合ってくれたのが響きました。初めて会ったのに怒られるし、今考えたら僕は、監督にタメ口だったし、カスだった。でも、ぶつかってくれたことが単純にうれしかったのでしょうね。何となく現場の階段を上がっているときに、ふと役者になろうと思ったんです」と役者を志したきっかけを振り返った。

 また、この日のイベントでは、綾野の恋愛観も明らかに。綾野が「喜怒哀楽がハッキリしている女性が好き。それさえあれば何もいらない。ケンカになっても僕は『うん』って言うだけです」と包容力のある一面を明かすと、会場の女性ファンからは拍手が起こった。

 『横道世之介』は、映画『パレード』『悪人』の原作者として知られる吉田修一の同名小説の映画化作品。東京で大学生活を送る主人公・横道世之介(高良)の人となりを、吉高由里子演じる恋人、池松、綾野演じる友人などの視点で描き出す。(取材・文:中村好伸)

映画『横道世之介』は2月23日より新宿ピカデリーほかにて全国公開

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