二階堂ふみ、また監督に恨み節…キスシーンに17テイクも!
女優の二階堂ふみが22日、新宿バルト9で行われた映画『脳男』のトークショーイベントに瀧本智行監督、権野元助監督と共に出席し、アジトのキスシーンで実に17テイクもかけていたことを明かした。
二階堂はこれまでにも舞台あいさつなどでは瀧本監督から「病的にやせろ」と言われたことや、撮影当時17歳の成長期だったにもかかわらず5キロ体重を落としたこと、さらには主演の生田斗真から首を絞められるシーンで実際に気絶してしまったことを明かしており、瀧本監督に恨み節をぶつける場面もあった。
この日はキスシーンに17テイクも重ねていたことが話題になり、権野助監督いわく「リハーサルですごくきれいに糸を引いていたのを見た監督が『このカットは糸だ』って言って。でもいざ本番になると何回やっても糸が引かなくて」とのこと。年頃の女の子だけに見ていて気の毒だったといい、二階堂も「やればやるほどさらさらになって、水あめとかいろいろ試したけど、全然引かなくて」と振り返っていた。
しかし、当の瀧本監督は「あそこは監督なりのこだわりがあったのですね」とMCから振られると「リハーサルで糸を引いたのがきれいだったからってだけで……」とあっさり。これには二階堂も「趣味ですよね」と瀧本監督に冷たいまなざしを向け、瀧本監督も「現場でも『変態』って言われたな」とタジタジになっていた。
また、自身初めて連続爆破犯というダークなキャラクターに挑戦した二階堂。役づくりのために何本も映画を観たといい、特に刺激を受けた映画は『ミザリー』だったとのこと。ほかにも「殺人心理の本とか、冤罪事件の本とかに興味があって、読んでいたときにオファーをもらったんです」と明かした。(取材・文:中村好伸)
映画『脳男』は公開中