ノムさん、非公認ゆるキャラ・ふなっしーを一喝!
堺雅人と中谷美紀が共演する実話を基にした映画『ひまわりと子犬の7日間』の試写会が13日に都内で行われ、上映前に元楽天監督の野村克也氏がトークイベントを行ったほか、千葉県船橋市の非公認キャラクターで現在人気沸騰中のふなっしー、映画に登場する犬「ひまわり」を演じた柴犬のイチも登場して会場を盛り上げた。
映画『ひまわりと子犬の7日間』試写会イベントフォトギャラリー
本作は、飼い主が見つからなければ7日間で収容した犬たちを殺処分しなければならない動物管理所を舞台に、子犬の命を必死に守ろうとした母犬・ひまわりの物語を描く感動作。母犬の子犬への愛情に心を打たれた堺が、犬たちの命を守ろうとするシングルファーザーの管理所職員・神埼彰司役を、中谷が、獣医・五十嵐美久役を務める。
愛犬家でもあるという野村氏は、映画について「本当に感動しました。犬ができるんだから、人間にできないわけがないという視点で観ると参考になります。改めて犬のすごさを見ましたね。変な(野球)選手より、よっぽどかしこい」などと笑顔で熱く絶賛。トーク中には、たびたび隣のイチが野村氏にすりよって甘えるしぐさをみせ、同席していた宮忠臣ドッグトレーナーが「こんなに懐くなんて珍しい」と驚きの表情に。そんなイチに野村氏は「人を見る目があるね。いい人だってわかるんだな」と目を細めて背中をなでていた。
そんなほのぼのトークが続いた中盤、ふなっしーがいつものようなハイテンションで登場。奇声を発したり、舞台を走り回ったりするふなっしーを野村氏は「静かにせえよ、コラ! 主役を取るなよ!」と一喝。しかしその後、特技の高速ジャンプなど、ふなっしーの機敏な動きを目の当たりにすると、「身体能力がすごいね。(野球をするなら)ポジションはどこに向いているのかな」と語り、ふなっしーが「キャッチャーやるなっしー!」と言うと「キャッチャーじゃないね。センターかな」と答えるなど、息の合った掛け合いを見せて、会場を沸かせていた。(古河優)
映画『ひまわりと子犬の7日間』は3月16日より全国公開