前田敦子、サプライズにビックリでホラー主演女優らしからぬ告白「怖いの苦手なんです」
24日、現在開催中の第5回沖縄国際映画祭で特別招待作品の『クロユリ団地』が上映され、W主演を務めた前田敦子と成宮寛貴、中田秀夫監督が舞台あいさつを行った。作品のホラーとしての出来栄えに自信を見せた前田だが、仕掛けられたサプライズに登壇者の中で最もビックリしてしまい、口を押え目を丸くする場面もあった。
映画祭開幕のレッドカーペット(23日)では波のあしらわれた薄いブルーのドレスで現れた前田だが、この日は淡い黒色のドレスで登場。日本では今回が初の一般公開となるため当初は硬い表情で緊張気味だったが、この日も飛んだ「あっちゃーん」という声を耳にすると、リラックスできたのか柔らかい表情に変わった。
会場では3人の登壇前に本作の予告編が上映されたが、これが団地の暗さと不気味さが漂うゾッとする出来上がり。舞台裏で会場の様子を見ていた前田は、「みなさんがキャーっていうのがすごく嬉しかったです」と、してやったりという笑顔を見せた。
しかしフォトセッション時に突じょ場内が暗転し、背面のパネルが怪しく光ったかと思うと、そこからポスターヴィジュアルにもなっているミノル少年(田中奏生)が飛び出してくるサプライズ。数分前までは怖がる観客の様子を見て喜んでいた前田だが、今度は一転、突然の出来事に文字通り跳び上がって驚いていた。
「私が一番ビックリしてましたね」と苦笑いした前田は、続けて「怖いの苦手なんです」とホラー映画の主演女優らしからぬ本音をポロリ。しかし「それぐらい映画の方でみなさんにビックリしてほしいです」とうまく映画に結びつけ、自身で好フォローした。
本作は幽霊が出るとうわさされる老朽化した団地に越してきた明日香(前田)が巻き込まれる恐怖を描くホラー作品。「リング」シリーズなどで知られる中田秀夫監督が自ら「集大成」と語り、成宮は明日香と出会う過去の出来事に心を痛める青年を演じている。(取材・文:長谷川亮)
第5回沖縄国際映画祭は3月23日から3月30日まで沖縄コンベンションセンターほかにて開催
映画『クロユリ団地』は5月18日より全国公開