孫悟飯の声優・野沢雅子、ピッコロが嫌いだった…アフレコ秘話を明かす
大人気アニメ「DRAGON BALL」で孫悟空や孫悟飯の声優を務める野沢雅子が27日、日本橋高島屋で行われた映画『DRAGON BALL Z 神と神』の公開を記念した展覧会「鳥山明The World of DRAGON BALL」のオープニングセレモニーに細田雅弘監督と出席し、テレビアニメ放送中にピッコロを「嫌いと思っていた」というエピソードを明かした。
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雑誌「週刊少年ジャンプ」で1984年から1995年までおよそ10年半にわたり連載された大人気漫画「DRAGON BALL」の魅力を凝縮した同展。会場内にはコミック原画、カラーイラスト、アニメのセル画など実に300点近くが並び、ピッコロ大魔王やベジータ、セルなど、歴代の強敵との死闘や名シーンをじっくりと振り返ることができる。
懐かしそうに内覧していた野沢は、ピッコロがベジータらサイヤ人の地球襲来に備えてまだ小さかった孫悟飯を猛特訓するシーンの原画を見つけると、「あのころはピッコロを嫌いって思っていたのよ」と裏話をポロリ。悟飯に成り切るあまりピッコロのスパルタぶりが耐えかねたようで「いいかげんしろ、子どもなんだからってと思っていまして」と懐かしそうに語った。
また、17年ぶりに公開となる映画について野沢は「劇場で久々にみんなに会えるのをわくわくしています」と大興奮。原作の鳥山と一緒に試写を観た際には鳥山から「僕が思っていた以上の出来栄えで、思っていたラインをはるかに超えています」とお墨付きをもらったことを明かすと、細田監督も17年ぶりに同シリーズが復活した理由について「鳥山先生の『東日本震災後にドラゴンボールでもう一度元気な笑顔を取り戻してほしい』、というところから始まりました」と熱い思いがあったことに言及した。
セレモニーでは悟空の着ぐるみも参加して一星球(イーシンチュウ)型のくす玉を割ったほか、悟空も「かめはめ波」のポーズもキメるなど華やかに盛り上げていた。(取材・文:中村好伸)
映画『DRAGON BALL Z 神と神』公開記念「鳥山明The World of DRAGON BALL」は日本橋高島屋8階ホールにて4月15日まで開催
映画『DRAGON BALL Z 神と神』は3月30日より全国公開