トランペット奏者のデレク・ワトキンスさんが死去 『007』シリーズの演奏で知られる
トランペット奏者のデレク・ワトキンスさんが現地時間22日、イギリス・サリー州の自宅でがんのため死去した。68歳。オフィシャルサイトで発表された。17歳で演奏家としてデビューしたデレクさんは、1962年の第1作『007/ドクター・ノオ』から最新作『007 スカイフォール』まで、『007』シリーズ全作の音楽に参加しており、同シリーズの陰の立役者といえる存在だった。
デレクさんは1950年代、17歳でプロとしてデビュー。ザ・ビートルズ、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、フランク・シナトラさんといったミュージシャンの作品に参加したほか、ジャス、クラシックの分野でも活躍。英国王立音楽院の客員教授も務めた。
とりわけ映画音楽への貢献度は高く、『007』シリーズ全作のサウンドトラックに参加していることに加え、『インディ・ジョーンズ』シリーズや『シカゴ』『グラディエーター』といった作品に演奏家として参加した。(編集部・福田麗)