松村邦洋、市原隼人のモノマネ批判に理解を示す
タレントの松村邦洋が1日、北野武監督作『アウトレイジ ビヨンド』のDVD&ブルーレイ発売を記念し、登場人物の「悪人全員モノマネ」に挑戦する公開収録アフレコイベントを行った。
これまでも、ビートたけしや西田敏行など本作の登場人物たちのモノマネを披露してきた松村が、今回『アウトレイジ』公認芸人を目指して、「悪人全員モノマネ」に本邦初公開で挑戦することに。この日、松村は登場するなり北野武監督、西田敏行、小日向文世、中尾彬になり切ってあいさつ。その後も塩見三省や加瀬亮、神山繁などがふんした役柄を見事に再現して会場のマスコミ陣を感心させていた。
今作を15、16回は観たという松村は「前作では、インテリヤクザの(三浦友和演じる)加藤と(加瀬亮演じる)石原の悪い二人が出世したまま終わったけど、今作ではこの二人が落ちぶれていくのを観るのがたまらなかったですね!」とその魅力を熱心に語った。
アフレコ終了後は、今作の出演者以外の有名人のモノマネも次々と披露した松村。つい最近結婚を発表した俳優の堺雅人のモノマネを満面の笑みで披露して、「ご本人にお会いしたとき、『わたしの作品をよく観ているんですよね』と言われました。結婚式に呼ばれないかもわかりませんね」とジョークを言って会場の笑いを誘った。
そんなノリノリの松村だったが、つい最近、俳優の市原隼人が自身のモノマネをされたことに対して不快感を表明したことについてどう思うか聞かれると「僕も、ほかの芸人さんが僕のものまねをしたのを見たとき、すごく恥ずかしかったんですよ。そのとき、(モノマネされる)痛みというか、何かとんでもないことをやっているんだなと思いました」と市原に理解を示し、「そこから余計、(モノマネする人物への)感謝という気持ちでさせていただいています。ご本人のおかげ、ありがたい気持ちですね」と真面目にモノマネ芸人としての思いを語っていた。
『アウトレイジ ビヨンド』は、北野武監督が巨大暴力団組織の内部抗争をバイオレンス描写たっぷりに描いた『アウトレイジ』の続編。前作で死んだはずの元山王会大友組組長・大友が復活を果たし、関東と関西の2大暴力団の抗争に組織壊滅を図る警察の思惑が絡み合い、その渦中に大友が巻き込まれていく。(古河優)
映画『アウトレイジ ビヨンド』DVD&ブルーレイは4月12日発売 税込み価格:6,300円(DVDスペシャルエディション)、7,350円(ブルーレイスペシャルエディション) 通常版もあり