女優・坂口良子さん急死 芸能界から追悼の声続々…“見合い相手”春風亭小朝も思い出をつづる
女優・坂口良子さんが27日、57歳の若さで死去したことを受け、芸能界から追悼の声が相次いでいる。
1980年に坂口さんが主演した「橋田ドラマ 見合い結婚」で、坂口さん演じるヒロインの見合い相手にふんした落語家の春風亭小朝は、訃報について「思わずエッ! と声を出してしまいました」とその衝撃の大きさをブログで明かすと、「初対面の日、氷嚢を目に当てながらリハーサル室に入ってくるなり ごめんなさい、遅くなって。二日酔いで目が腫れちゃったのと言いながら微笑む、生・坂口良子はとても可愛いかった」と思い出を振り返った。
小朝は、2003年の初座長公演でも坂口さんと共演。「共演者として舞台に花を添えてくれたばかりでなく初座長で緊張している僕の楽屋に、トントンと口でノックをして度々差し入れをしてくれたり、開演前の雑談で気分を和ませてくれました」とつづり、「僕にとっては良い思い出しかないので、とても残念です」と早すぎる死を悼んだ。
友人としてプライベートをよく共にしていたという歌手・女優のあべ静江もブログで追悼。初対面を果たした当時のことを「良子ちゃんが[ミスセブンティーンコンテスト]で優勝して間がない頃だった…本当に可愛くて健康的なまだ、少女の面影が…」と明かすと、「その後私も、東京に住み偶然、同じマンションに住むことがあったり…遊びに行ったり食事に行ったりするテリトリーが重なったりして…お仕事ではなかなかご一緒できなかったけれどよく、お会いすることがあった。57才! 若すぎる…」と哀悼の意を示した。
子役時代にドラマ「天まであがれ!2」で坂口さんと共演した俳優の坂上忍は、「とても明るくて、飾らない印象を子供ながら抱いていた」とブログでつづると、「で、最近では娘さんも芸能界デビューし、何度か共演。その流れで良子さんの電話番号を聞き、『娘がいつもお世話になってます。今度、ご飯一緒に行こうね』と……。その約束が叶うことはなかったが、ご結婚もされて、まさに【これから】という時だったとおもう」と無念な様子。57歳という享年についても「子供の頃にお母さん役をやって頂くと、もっと年上なイメージを勝手に持ってしまうのだが.....。57歳じゃ、あまりに若過ぎる。美人薄命ではないが、良い人薄命な気がしてならない」と心境を吐露した。(編集部・福田麗)