佐藤浩市&香取慎吾が全世界を巻き込んだマネーゲーム!阪本順治監督最新作、豪華キャストが明らかに
佐藤浩市と香取慎吾が、阪本順治監督最新作『人類資金』で、全世界を巻き込んだマネーゲームに挑むことが明らかになった。2月26日より撮影を開始し、日本のほか、アメリカ、ロシア、タイでの撮影を敢行。4月上旬のクランクアップ、10月の公開を目指す。
阪本監督がメガホンを取った『亡国のイージス』の原作者・福井晴敏が書き下ろした新作を映画化する本作。現在も極秘に運用されていると噂される旧日本軍の秘密資金「M資金」を題材に、これまで幾度となく世間をにぎわせてきた「M資金」を利用した詐欺を繰り返してきた男が、ひょんなことから「M資金」強奪のためのマネーゲームに挑むことになる物語を描く。佐藤は主人公の真舟雄一役、香取は真舟に「M資金」強奪を持ちかける謎の男・M役を務める。
「この作品の世界観を確実に実現するためには、わたしの気質、癖、いつも何をしようとしているのかをすでにご存じの旧知の俳優さんに集まっていただくことが、わたしの強い思いでした」という阪本監督。本作では、佐藤、香取のほか、森山未來、観月ありさ、岸部一徳、韓国人俳優ユ・ジテ、オダギリジョー、寺島進、三浦誠己、石橋蓮司、豊川悦司、仲代達矢と阪本監督が信頼を寄せる豪華キャストの共演が実現した。
また、主演を務める佐藤と阪本監督は、互いに意識し合って20年、テレビ、短編を含めるとタッグ作は10本目になるという。佐藤は「厳しい日程と行程のなか、M資金を扱っていながらも重厚な娯楽作品に仕上がるであろう今作品で、阪本演出を楽しむ毎日です」とコメントを寄せ、阪本監督は「難しい者同士、映画バカを貫き、座長を二分し合って、現場をやり遂げたいと思います」と決意を語っている。
なお、森山はMの腹心・石優樹役、観月は防衛省に勤める高遠美由紀役、岸部は元日本銀行勤務で現ベンチャー企業代表役、ユ・ジテはニューヨーク投資銀行の清算人役、オダギリはロシア・極東ヘッジファンド代表役、寺島は真舟の相棒のヤクザ役、三浦は高遠の同僚役、石橋は真舟を追う刑事役、豊川はM資金に関わったCIA構成員役、仲代は投資顧問会社の代表・笹倉暢彦役を務めるという。(編集部・島村幸恵)
映画『人類資金』は10月全国公開予定