ホラー漫画「不安の種」が実写映画化!リアル「オチョナンさん」を完全再現!
「週刊少年チャンピオン」誌上などで掲載されたオムニバスホラー「不安の種」が実写映画となり、7月より劇場公開されることが決定した。同作は、昨年12月に実写化が発表されていた。
「不安の種」は、中山昌亮が手掛けた1話完結型のホラー漫画。毎回異なる一般人の主人公が、普段の生活の中でふとした瞬間に目にする、えもいわれぬ怪異が描かれる。タイトル通り日常に潜む「不安の種」を読者に植え付ける内容が人気となり、特に人間の目や口といったパーツが縦になったような顔のキャラクター「オチョナンさん」の強烈なビジュアルは、読者の間で大きな話題となった。
実写化にあたっては、ホラーファンの間で一大センセーションを巻き起こした「放送禁止」シリーズの長江俊和家督がメガホンを取り、脚本も担当。原作の怪異エピソードの数々を一つの物語としてまとめ上げ、とある街で起きたバイク事故をきっかけに露になっていく怪奇現象の数々を描き出す。
造型と特殊メイクには映画『ゲゲゲの女房』『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』などの百武朋が参加し、「オチョナンさん」を特殊造詣で完全再現。さらに音楽を映画『鉄男 TETSUO』シリーズなど塚本晋也監督とのタッグで知られる石川忠が担当するなど、原作ファンはもちろん、映画ファンにとっても注目のスタッフがそろった。
主演は映画『千年の愉楽』などに出演し、主演作『Heart Beat』も公開予定の石橋杏奈。怪異のモノを見る能力を持つ少女を演じるほか、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の須賀健太や映画『桐島、部活やめるってよ』の浅香航大など期待の若手俳優が出演。津田寛治や作家の岩井志麻子など、個性派のベテラン勢が脇を固める。(編集部・入倉功一)
映画『不安の種』は7月シネクイントほか全国順次公開予定