「ゼロの使い魔」作者・ヤマグチノボルさんが死去 41歳
ライトノベル「ゼロの使い魔」シリーズで知られる作家のヤマグチノボルさんが4月4日、死去した。41歳。11日に株式会社メディアファクトリーが発表した。ヤマグチさんは2011年に末期がんであること、抗がん剤による延命治療中であることを公表していた。
メディアファクトリーは「去る2013年4月4日 作家ヤマグチノボル先生が二年余りにわたる闘病むなしく永眠されました 41歳というお若さでした」とオフィシャルサイトで発表。故人と遺族の意向を汲み、すでに葬儀は10日に家族葬という形で執り行われたという。
ヤマグチさんはゲームシナリオなどの分野で活躍した後、2000年に「カナリア ~この想いを歌に乗せて~」で小説家デビュー。2004年には代表作となる「ゼロの使い魔」シリーズ第1作を発表。同シリーズは現在までに本編20巻、外伝5巻が発表されており、2006年より4回にわたってテレビアニメ化されている。
ヤマグチさんは2011年7月、同2月に受けた検査でがんが見つかったことを公表。同8月には手術を受けた。闘病中もツイッターでファンと交流を続けており、近況を伝えていた。だが、ツイッターは3月31日を最後に更新されていなかった。(編集部・福田麗)