海老蔵、父・團十郎さんとの共演作に涙「父に会いたい」
歌舞伎俳優の市川海老蔵が、今年2月に亡くなった父・市川團十郎さんとの最後の共演作となった映画『利休にたずねよ』に涙したことを自身のオフィシャルブログで明かし、「父に会いたい」と思いをつづった。
16日付の「利休にたずねよ」と題したブログ記事で海老蔵は、自らが主演を務めた同作を鑑賞したと報告すると、「不覚にも…涙しました…」と告白。共演者をたたえながら、「父との共演…最後の共演でした…」の言葉と共に、「ありがたかった …本当に ありがたかったぁ」としぼりだすように作品への思いをつづり、「父に会いたい、」と思いを明かした。
映画『利休にたずねよ』は、第140回直木賞受賞作である山本兼一の同名作の映画化作品。「茶聖」とまで称えられた至高の芸術家・千利休の心に秘めた思いと共に、秀吉から命じられた切腹の真相が描かれる。利休を演じた海老蔵は、中谷美紀や伊勢谷友介、大森南朋のほか、2月に肺炎のため66歳で亡くなった父・團十郎さんと共演してたことが報じられていた。(西村重人)