『アルマゲドン』は失敗作?マイケル・ベイ監督、発言を公式に否定
映画監督のマイケル・ベイが、1998年の映画『アルマゲドン』の出来栄えに不満を漏らしたと報じられたことについて、オフィシャルサイトで否定した。「『アルマゲドン』を誇りに思っている」と題された記事の中で、ベイ監督は報道が記者による曲解であることを説明している。
MiamiHerald.comによると、ベイ監督は最新作『ペイン・アンド・ゲイン(原題) / Pain and Gain』の取材に応じた際、「『アルマゲドン』については申し訳ないと思っている。わたしたちはあの映画を16週間で作らなければいけなかった」とコメントしたとのこと。そのため満足な編集作業が行えず、映画の出来栄えに不満があると伝えられていた。
だが、上記報道が広がると、ベイ監督は自身のオフィシャルサイトでこれを否定。「一人の記者が誤った情報を広めてしまった。問題になっている発言は、彼がわたしの言葉やその意味を曲解したものです」と説明し、「わたしは『アルマゲドン』について謝罪することがあるとは少しも思っていません」と明かした。
ベイ監督いわく、「『アルマゲドン』の終盤の編集作業にかける時間がもっとあればよかった」と発言したのは事実であるものの、それは「もしも映画を作り直すことができるのなら、どうしたいか?」という質問に対する回答だったとのこと。「今や『アルマゲドン』は最もテレビで観られている映画の一つだし、わたしは同作を誇りに思っています。それで十分でしょう」と締めくくっている。
ベイ監督にとって『アルマゲドン』はハリウッドのヒットメーカーとしての地位を確立した作品。それだけに思い入れも深いということなのかもしれない。(編集部・福田麗)