ファンから製作費を募ったセレブ俳優に非難の声
クラウドファンディングサイトKickstarterで製作資金を集め、映画化が決定したテレビドラマ「ヴェロニカ・マーズ」を手本に、ザック・ブラフも製作資金の寄付を募り、目標額を達成した。
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Access Hollywood.comなどによると、ザックが映画化を試みているのは自身が2004年に監督、主演した映画『終わりで始まりの4日間』の続編とのこと。この作品は低予算のインディーズ映画ながら大ヒットし、ザックの相手役を務めたナタリー・ポートマンの演技も評判が高かった。
ザックは3日間で目標としていた200万ドル(約1億8,000万円)を達成。「みんなの期待は裏切らない。さあ、最高の映画を作ろう」とツイート。続編のタイトルは『ウィッシュ・アイ・ワズ・ヒア(原題) / Wish I Was Here』で、「WIWHに対するファンのみんなの思いは想像を超えるものだった。一人一人をハグしたい気分だ」とも言っている。(1ドル90円計算)
しかし、ザックは9シーズンも続いたテレビドラマ「scrubs ~恋のお騒がせ病棟」の主演俳優。そんな彼が自身の金ではなく、ファンに金を出させたことには非難の声も上がっており、自分が犠牲になることなくセレブがお金を募ることは今後も論争を巻き起こしそうだ。
一般の人からの資金提供に頼ったことについてザックは、希望するキャスティングでの撮影、編集の最終決定権を維持するためにはこの方法しかなかったと言っており、映画会社から製作費を得た場合、自分の希望する作品は撮れないということもクラウドファンディングを使った一つの理由のようだ。(澤田理沙)