天海祐希の降板報道、春風亭小朝が苦言
落語家・春風亭小朝が9日、軽度の心筋梗塞のため舞台「おのれナポレオン」(東京芸術劇場プレイハウス)を降板した女優・天海祐希の報道の一部に苦言を呈した。大ファンだという天海の現状について詳細を知るため同日朝のスポーツ紙に目を通したという小朝は、「気になったのが、仕事はハードではなかった、という記述です。その仕事がハードかそうでないかは御本人しかわからないこと」とブログでメッセージを発信している。
45歳という若さで心筋梗塞を発症した天海をめぐる報道には、世間の関心も高い。そんな中、小朝は「見た目は元気そうでも、役作りや台詞の問題で、夜中にひとりで格闘していたかもしれない」「心労の原因がこの舞台ではなく、最近やった仕事だったのかもしれませんが いずれにしても、ハードではなかったという勝手な決めつけはあまりにも酷です」と苦言を呈した。
「ゆっくり静養して下さい」と天海を気遣うのは小朝だけではなく、三谷幸喜監督最新作『清須会議』(11月9日公開)でも共演している女優の戸田恵子は、「ユリちゃん(天海祐希さん)にメールで元気玉送りました!心配だ…。」と明かしている。
天海が降板した舞台「おのれナポレオン」は、日本演劇界を代表する野田秀樹と、作・演出の三谷幸喜が初タッグを組んだ話題作。野田演じるナポレオンの愛人アルヴィーヌ役を務めていた天海だが、6日に体調不良のため医師の診察を受けたところ、軽い心筋梗塞が発覚。8日19時と9日14時の公演が中止となり、代役は女優・宮沢りえが務めることが発表された。
当初は9日19時の公演より再開される予定だったが、同公演の中止も決定。10日以降の公演については今晩発表される。(清水一)